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JavaのPDF・画像処理ライブラリ おすすめと選び方ガイド

Java開発でPDFや画像を扱うなら、専用ライブラリの活用が効率的です。PDF処理のJPedalと画像処理のJDeliの特長・選定ポイント・導入方法を詳しく解説します。

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Java開発ガイドJPedalJDeliJava
JavaのPDF・画像処理ライブラリ おすすめと選び方ガイド

Javaで業務アプリケーションやWebサービスを開発する際、PDF処理や画像処理の機能を組み込む場面は少なくありません。「帳票をPDFで出力したい」「アップロードされた画像をサムネイル変換したい」「PDFの内容を画面に表示したい」など、要件はさまざまです。こうした処理をゼロから自前で実装するのは膨大な工数がかかるため、実績のあるライブラリを活用するのが定石です。本記事では、PDF処理に特化したJPedalと、画像処理に特化したJDeliの2つのJavaライブラリを詳しくご紹介します。

PDF処理ライブラリ: JPedal(ジェイペダル)

JPedalは、PDFの読み込み・表示・テキスト抽出・画像抽出・形式変換・印刷など、PDFに関する幅広い処理をカバーするJavaライブラリです。

JPedalの主な機能

  • PDF表示・レンダリング -- PDFファイルをJavaアプリケーション内で高精度に表示できます。アプリに組み込み可能なPDFビューアコンポーネントも付属しています。
  • テキスト抽出 -- フォントの種類やエンコーディングに関わらず、PDFからテキスト情報を正確に抽出できます。検索機能の実装にも活用できます。
  • 画像抽出 -- PDF内に埋め込まれた画像を個別に取り出し、JPEG、PNG、TIFFなどの形式で保存できます。
  • ページ画像変換 -- PDFの各ページをラスター画像(JPEG、PNG、TIFFなど)やSVGに変換できます。サムネイル生成やプレビュー表示などに便利です。
  • フォーム処理 -- AcroFormやXFAフォームのデータ読み取りに対応しています。

JPedalが選ばれる4つの理由

  1. PDF規格のほぼすべてを網羅する多機能・高性能 -- 多くのJava PDFライブラリがPDF規格の一部にしか対応していないのに対し、JPedalは古いバージョンから最新のPDF 2.0まで幅広い仕様をカバーしています。暗号化、注釈、透明度など、複雑な機能にも対応しているため、「特定のPDFだけ正しく処理できない」というリスクを最小限に抑えられます。

  2. 図面や雑誌でもズレのない高精度レンダリング -- CAD図面や雑誌のレイアウトなど、精密な配置が求められるPDFでも、元のデザインを忠実に再現します。フォントの代替処理やカラーマネジメントにも対応しており、業務で求められる品質を確保できます。

  3. 日本語への確かな対応 -- 縦書きテキスト、ルビ(振り仮名)、CIDフォント、異体字など、日本語PDF特有の表現にしっかり対応しています。海外製ライブラリでありながら、日本語PDFの処理品質が高い点が評価されています。

  4. アプリ組み込み可能なPDFビューアが付属 -- 目次、しおり、見開き表示、テキスト検索、印刷など、PDFビューアとして必要な機能を備えたコンポーネントが付属しています。自社アプリケーションにPDF閲覧機能を素早く統合できます。

画像処理ライブラリ: JDeli(ジェイデリ)

JDeliは、多様な画像フォーマットの読み書きと画像加工を行うJavaライブラリです。Java標準のImageIOでは対応できないフォーマットや、パフォーマンスに課題がある場面で真価を発揮します。

JDeliの対応フォーマット

JDeliは読み込み14種類以上、書き出し9種類以上の画像フォーマットに対応しています。JPEG、PNG、TIFF、BMP、GIFといった一般的なフォーマットはもちろん、HEIC、WebP、JPEG 2000、SGI、PSDなど、ImageIOではカバーしきれないフォーマットにも対応しています。

JDeliが選ばれる4つの理由

  1. 対応フォーマットの豊富さと処理速度 -- HEIC(iPhoneの標準フォーマット)やWebP(Webで普及が進むフォーマット)など、モダンな画像フォーマットの読み書きにも対応。ImageIOよりも高速に処理できるケースが多く、大量の画像を扱うシステムでのパフォーマンス向上が期待できます。

  2. 効率的なメモリ管理 -- 大きな画像ファイルを扱う際にも、メモリ消費を抑えた効率的な処理が可能です。サーバーサイドでの大量画像の一括処理にも適しています。

  3. オンメモリ処理に対応 -- ファイルI/Oを介さずにメモリ上で画像の読み書きが完結するため、ディスクアクセスのオーバーヘッドを最小化できます。

  4. ImageIOからの容易な移行 -- JDeliのAPIはImageIOと類似した設計になっており、既存のImageIOベースのコードからの移行が最小限の変更で行えます。

開発元について

JPedalとJDeliは、英国IDR Solutions社が開発・販売しています。IDR Solutions社はPDFソフトウェア開発のパイオニアとして20年以上の実績を持ち、世界中の企業や政府機関にツールを提供しています。継続的なアップデートにより、最新のPDF仕様や画像フォーマットへの対応が保証されています。

無料トライアルで試せます

JPedalJDeliはいずれも無料トライアルを提供しています。トライアル版は製品版と同じJARファイルで提供されるため、お手元のJava開発環境でそのまま機能をテストできます。日本総代理店の株式会社インターワークが、購入前の段階から技術的なサポートを日本語で提供していますので、導入前の検証もスムーズに進められます。

JPedal

Java PDFライブラリ。表示・変換・テキスト抽出・署名まで、PDFのすべてを処理。

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