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Microsoft Azure で BuildVu を実行する

WAR ファイルをダウンロードする

始める前に、まず WAR ファイルをダウンロードする必要があります。これは、Docker イメージが機能するために必要です。

試用版の場合:

  1. まだお済みでない場合は、BuildVuトライアルにサインアップしてください。
  2. サインアップ時に受信したメールを開きます。
  3. Docker セクションにあるダウンロードリンクをたどってください。

製品版の場合:

  1. Customer download page にアクセスします。
  2. SVG 版か HTML 版を選択した後、「Download Latest Customer WAR」をクリックします。
  3. ユーザー名とパスワードを送信すると、WAR ファイルのダウンロードが開始されます。

Microsoft Azure をセットアップする

Azure にログインして、左上隅にあるメニューボタンをクリックします。
これにより次のメニューが表示されるので、「お気に入り」の「Virtual Machines」をクリックします。

 

もし、「お気に入り」に「Virtual Machines」が無い場合は、「すべてのサービス」をクリックし「すべてのサービス」ページから、「コンピューティング」の「Virtual Machines」をクリックします。

「Virtual Machines」ページから、新しい仮想マシンを作成できます。
ページタイトルのすぐ下に表示される「追加」ボタンをクリックしてから、「仮想マシン」をクリックします。

次の 7 ページで仮想マシンを構成します。
今回設定する必要のある項目はすべて「基本」ページにありますが、他のオプションについても理解しておくことをお勧めします。

 

BuildVu Docker コンテナーを使用するには、以下を設定する必要があります。

  • リソースグループ
    まだ持っていない場合は、「新規作成」リンクをクリックして、表示されるポップアップに任意のリソースグループ名を入力して作成します。
    または、次の「仮想マシン名」を入力することで、自動的にリソースグループ名を生成させることもできます。
  • 仮想マシン名
    これは任意の名前にすることができ、今後このマシンを識別するのに役立ちます。
  • イメージ
    Docker を使用できるイメージを指定する必要があります。(または、Docker を自分でセットアップする必要があります)
    「すべてのイメージを表示」リンクをクリックして、「Docker Advanced Engine on Ubuntu XX.XX LTS」の最新バージョンを選択することをお勧めします。
  • サイズ
    使用する仮想マシンを選択します。
    「すべてのサイズを表示」リンクをクリックして、少なくとも「Standard_B2ms」を選択することをお勧めします。
  • 受信ポートの規則
    ここではアクセスを許可する3つのポート(SSH、HTTP、HTTPS)を指定できます。
    少なくとも SSH と HTTP のセットが必要になります。

必須ではありませんが、「管理者アカウント」の「ユーザー名」をデフォルト値から変更することをお勧めします。

完了したら、「確認および作成」ボタンをクリックして最終ページに移動します。
最終ページでは設定内容が表示され、「作成」ボタンをクリックするとポップアップが表示され SSH のキーファイルをダウンロードできます。
「秘密キーのダウンロードとリソースの作成」ボタンをクリックして仮想マシンを作成します。

作成が完了したら(これには数分かかる場合があります)「リソースに移動」ボタンをクリックして、作成した仮想マシンのページを開きます。
(または「Virtual Machines」ページから、作成した仮想マシンを選択します)
このページでは、以下に示すようにパブリック IP アドレスを確認することができます。

BuildVu-Microservice WAR ファイルをアップロードする

ターミナルソフトを利用して、scp コマンドで WAR ファイルを仮想マシンへアップロードする必要があります。

scp コマンドを実行するには、WAR ファイルに加えて上記で取得した 3 つの値が必要です。

  1. ダウンロードしたキーファイルへのパス
  2. 仮想マシンのユーザー名(デフォルト値は azureuser)
  3. 仮想マシンの IP アドレス

以上の値を使用し、以下の scp コマンドを書き換えた上で実行します。

scp -i <キーファイルへのパス> <WAR ファイルへのパス> <ユーザー名>@<IP アドレス>:~/

これで仮想マシン上で WAR ファイルが利用可能になり、Docker イメージを実行できます。

BuildVu Docker イメージを実行する

まず、仮想マシンに SSH で接続する必要があります。
ターミナルソフトで、以下の ssh コマンドを書き換えた上で実行します。

ssh -i <キーファイルへのパス> <ユーザー名>@<IP アドレス>

接続したら、次のコマンドでコンテナを起動します。
アップロードした WAR ファイルへのパス(ユーザー名を含みます)が必要になります。(デフォルトのユーザー名は azureuser です)

sudo docker run -p 80:80 –mount “source=/home/<ユーザー名>/buildvu-microservice.war,target=/usr/local/tomcat/webapps/ROOT.war,type=bind” idrsolutions/buildvu

このコマンドを機能させるには、スーパーユーザーである必要があることに注意してください。

実行が完了した状態で、仮想マシンのパブリック IP アドレスにブラウザでアクセスし「BuildVu Microservice Example」と表示されれば起動成功です。
API を使用して PDF を変換することができます。
詳しくは Using the API をご覧ください。

HTTPS 暗号化

HTTPS を有効にするには、ファイアウォールの HTTPS ポートを開いた上で、仮想マシンの「/opt/ssl」にマウントされた有効な SSL 証明書とキーが必要です。
すでに仮想マシンをセットアップしている場合は、「ネットワーク」ページで「受信ポートの規則を追加する」ボタンをクリックします。

表示されたポップアップで、次のように入力し HTTPS の規則を追加します。

次に、ターミナルソフトで必要な SSL 証明書をアップロードします。
そのために、SSH で仮想マシンに接続します。(詳しくは「BuildVu Docker イメージを実行する」セクションをご覧ください)
接続したら、以下のコマンドで「/opt/ssl」ディレクトリを作成します。

sudo mkdir /opt/ssl

このコマンドを機能させるには、スーパーユーザーである必要があることに注意してください。

次に、SSL 証明書をこのディレクトリにアップロードします。

scp コマンドを実行するには、上記で取得した 3 つの値が必要です。

  1. ダウンロードしたキーファイルへのパス
  2. 仮想マシンのユーザー名(デフォルト値は azureuser)
  3. 仮想マシンの IP アドレス

以上の値を使用し、以下の scp コマンドを書き換えた上で実行します。

scp -i <キーファイルへのパス> <certificate.crt へのパス> <ユーザー名>@<IP アドレス>:/opt/ssl/certificate.crt
scp -i <キーファイルへのパス> <private.key へのパス> <ユーザー名>@<IP アドレス>:/opt/ssl/private.key
scp -i <キーファイルへのパス> <ca_bundle.crt へのパス> <ユーザー名>@<IP アドレス>:/opt/ssl/ca_bundle.crt

なお、「/opt/ssl」ディレクトリにはパーミッションの関係で直接アップロードできない場合は、一度ホームディレクトリへアップロードし、SSH 接続した上でスーパーユーザーにて当該ファイルを移動するなどの操作が必要です。

これで、仮想マシンは HTTPS 接続が可能になったので、最後に指定されたポート(443)で Docker を起動します。

sudo docker run -p 80:80 -p 443:443 –mount “source=/local/path/to/ssl/directory,target=/opt/ssl,type=bind,readonly” –mount “source=/home/<ユーザー名>/buildvu-microservice.war,target=/usr/local/tomcat/webapps/ROOT.war,type=bind” idrsolutions/buildvu

仮想マシンが必要なくなったら

BuildVu を試用している場合、または仮想マシンをしばらく必要としない場合は、仮想マシンを停止するか、完全に削除することをお勧めします。
仮想マシンの概要ページにあるボタンから、停止や削除が簡単に行えます

 

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